「水源の森」づくりへ、
労働条件改善で若い技能集団
甘木市森林組合
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あまぎ緑の応援団を結成

団員69人、ベテランも多いあまぎ緑の応援団
平成12年2月、林業関係団体(甘木市森林組合、木こりの会、林業後継者クラブ等)の呼びかけで、水源地の森づくりボランティア「あまぎ緑の応援団」を結成した。
甘木の森林は福岡都市圈や有明海にとって重要な水源地である。水の消費者でもある市民に、水を育む森林の大切さを広く知ってもらうのが目的。登録団員は当初133人。年4回程度の植林・下刈り・枝打ち・間伐等の森林作業を実施していた。
平成13年には、個人の山林1ヘクタールの無償提供を受け、そこに山桜、栗、クヌギ、スギ、ヒノキの植林を行い、「あまぎ緑の応援団の森」とした。
平成13年度の有明海の海苔の大不作を契機に山と海は一体ものとして、有明海の現状を知るために、「有明を育てる会」の干潟清掃活動に毎年参加している。
団員の移動、病気等で参加が減少したため、平成16年7月に再結団式を行い、水源地のもりづくりパネルディスカッションを開いた。団員は69人。技能集団とボランティア団体の育成という当初の目標は実現した。
上流、下流の交流「やまもりフェスタ」
水源地である甘木市と下流で水を使用する福岡市、さまざまな民間の団体とが集うイベントが、平成10年度から寺内ダム周辺で開催されている「やまもりフェスタ」。林業体験学習や植樹等の交流事業を通じ、水を生み出す森林の大切さを理解してもらい、連携を深めるのが目的。林業体験は甘木林業後継者クラブが指導に当たっている。クラブ員は28人、平均年齢43歳。あまぎ緑の応援団の作業指導にも当たっている。
平成10年度から診療所あとの施設を活動拠点とした。施設名は公募で、水と緑の街・甘木市にちなみ、「緑水舘」と名付けている。
長期施業受託を推進
山村の過疎化の進行などで不在村森林所有者の保有する森林が増加している。こうした森林には管理が不十分なものがみられるため、不在村所有者および組合員を対象に長期の施業委託を推進している。この事業は将来組合事業の中核となるもので、年間500ヘクタールを目標にしている。
組合では「森林組合改革プラン」を策定し、組織・事業の改革に取り組んでいる。平成19年4月1日には甘木市森林組合、朝倉東部森林組合、筑前町森林組合の3組合の合併で「朝倉森林組合」が誕生する。
今後の森づくりに臨む姿勢について組合の小冊子「すすめよう 水源地の森づくり 林業の担い手確保と森林整備」は次のように述べている。


植林を体験する「やまもりフェスタ」
林業は世代を超えて、結果の出る仕事です。当組合は、地域の産業としての林業の持続的振興を図りつつ、併せて、国産材の需要拡大のためにも、地域で生産された木材はそれぞれの地域で使用する「地産地消」運動を展開し、地域の森林管理等幅広い役割を果たしていかなければならないと考えています。
私ども森林組合は、地域林業の担い手としてその重要性を再認識し、次世代および将来へ森林を適正に維持・整備していく覚悟であります。
今後の取り組み等十分に検討し、環境に優しい森づくり、環境を守る森林対応など、次世代および将来へ適正に維持・整備をしていくためにも、機械化による生産コスト減をさらに進めるとともに、生産システムを再構築するなどの努力を重ね、コストの軽減と効率的な森林経営のため、作業道、運搬車道、管理道の重点的整備を積極的に取り組み、森林組合は、産業としての林業の持続的振興を図りつつ、地域の森林管理等幅広い役割を果たしていかなければならないと考えています。
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